Bleutoothスピーカーの専門メーカーDOSSが作った「SoundBox」をレビュー。コスパ高めの12Wステレオスピーカー

Bluetoothスピーカーの専門メーカー「DOSS」から12WのステレオBluetoothスピーカー「DOSS SoundBox」をレビュー用に提供頂きました。

中国のBluetoothスピーカーというと、ODM生産でメーカー名だけが違って見た目も仕様も同じものが多かったりするのですが、DOSSはBluetoothスピーカーの専門メーカーとして自社工場も持っているとのこと。ちなみに、中国で初めてApple MFiに認定されたメーカーでもあるそうです。

▼ おススメポイント

  • 価格の割に音はいい
  • 中高音が聞きやすいのでボーカル向きかも
  • ファームウェアの更新が可能

▼ ここがダメ

  • 無音時、絶えずホワイトノイズが乗る
  • 上面操作部のLEDが消せない
  • 確認音が大きい(ファーム更新で無音化可能)

見た目もいいコンパクトスピーカー

見た目は飾り気がなくとてもシンプル。どこに置いても違和感はないと思います。

背面に電源ボタンと、AUX-IN、microSDスロット、充電用のmicroUSBポート。

操作はすべて上面で、タッチパネル仕様。左上のModeはBluetooth、microSD、AUXの切り替え用。

底面には滑り止めのゴム足が付いています。

iPhone 7と比べるとサイズ感は下記のような感じ。横幅168mm、高さ74mm、厚み69mm。

重さは実測で566g程。

2200mAhのバッテリを内蔵しており、連続で12時間の再生が可能とのこと(ボリュームが50%の場合)。なお、充電しながらの再生もOKでした。

6W x 2のスピーカーは十分な音量

スピーカーは6W x 2基のステレオ仕様。音量を上げても音割れすることなく、迫力のある音を鳴らしてくれます。

肝心の音質は低音はやや物足りなさもありますが、中高音は綺麗に出ています。この手のコンパクトなBluetoothスピーカーだと低音重視な物が多い印象がありますが、その点ではしっかりと音を作ってきている印象です。

▲少なくともGoogle Homeよりは音がいい

ただ、Bluetooth接続時、無音状態で「サー」というノイズが絶えず聞こえるのが気になりました。音楽再生中も出続けているようですが、これは相当耳を近づけないと気になりません。

ボリュームは調整は半独立型

ボリューム調整は上部のタッチパッドで行いますが、Bluetooth接続時はスマートフォンの音量と完全に連動しているわけではなく、スマートフォン側の音量設定を最大として、そこから最小(0)の範囲で調整するようになっています。

スマートフォンで音量を小さめにしていると調整できる幅がないので、スピーカーでの操作を意識するなら、スマートフォン側の音量は大きめにしておく必要があります。

▲保護シートには操作説明も書かれています

なお、この操作部の明かりは消すことができません。なので夜間、寝室などで使うには気になるかも。普段は消灯、タッチすると点灯するようになれば良かったのですが。

ファームウェアの更新が可能

この手のBluetoothスピーカーでは珍しいと思いますが、DOSS SoundBoxはファームウェアの更新が可能です。

ファームは公式サイトからダウンロードが可能。日本語サイトにもありますが、圧縮がRARなのと英語サイトのほうが新しい(圧縮はZIP)ので、ダウンロードは英語サイトからのほうが良さそうです。

▲一番上の「Instruction for Updating DOSS SoundBox.pdf」がアップデートマニュアル。日本語も入っています。

ファームウェアの更新といっても機能アップというものではなく、機能のカスタマイズを行えるものです。

たとえば、本製品は電源投入時の起動音やペアリング時の確認音などがそれなりに大きな音で鳴るのですが、「Remove all prompt tones」を当てると無音にすることが出来ます。

現在用意視されているファームは下記の6種類。

  • Factory reset:初期状態に戻します。
  • Disable auto power-off:15分無操作でのオートパワーオフを無効に。
  • Remove all prompt tone:各種確認音を無音に。
  • Shuffle mode for TF card play:microSDからの再生をシャッフルモードに変更。
  • Remove all prompt tones and auto power-off:確認音を無音にし、オートパワーオフも無効に。
  • Shuffle mode for TF card play& remove all prompt tones:シャッフルモードにし、確認音を無効に。

それぞれ記載の機能以外はデフォルトに戻る仕様なので、「Disable auto power-off」のあとに「Remove all prompt tone」をあてると、オートパワーオフは有効に戻ってしまいます。どちらも必要な場合には「Remove all prompt tones and auto power-off」でアップデートを行います。

アップデート方法は、各ファイルをダウンロードし、ZIPを展開した中にある「xzx.bin」をmicroSDの直下にコピー。SoundBoxの電源を入れた後にmicroSDを挿入するとアップデートが始まります(上部ボリューム回りのLEDが点滅します)。アップデート後は電源が切れるので、microSDを抜いて通常通り起動すればOKです。

コストパフォーマンスは抜群

全てに満足できる完璧なBluetoothスピーカー、というわけではありませんが、約3000円という価格を考えるとコストパフォーマンスはかなり高いです。

▲カラーは4色。色によって値段が微妙に違います

なお、11月13日9:35より、Amazonのタイムセール対象にもなっているので、コンパクトで安いBluetoothスピーカーを探している人はこの機会にぜひ。

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