岩場のエビにならないために

大金持ちをランチに誘え! を読み終わりました。約2時間。

成功を納めるためには何が必要なのか?ということがとてもシンプルに書かれています。他にも成功するための自己啓発本は沢山出ていますが、「いろいろと難しいことがたくさん書いてあって読んだときにはやる気になるんだけど…」という人にはお勧めです。この本で紹介している成功の極意はたった一つです。「行動すること」。これだけ。

潮高い岩場に、1匹のエビが取り残されている。
海に戻れ!という本能のささやきもなく、そうする気力もなく、
ただじっと待っている。
海が戻ってきてくれるのを。

もし、戻ってこなければ……?
エビはじっとその場所にいるだけだ。そしていずれ死んでしまう。
もしかしたら、ほんのちょっとがんばれば、
海辺までたどりつけるかもしれないのに。
波は1メートル足らずのところまで来ているかもしれないのに。

あちらを見てもこちらを見ても、
世の中にはそんなエビのような人がいっぱいいる。
「決められない」「始められない」と岩場に取り残されている人たちが。
がんばってみる代わりに、
思わぬ幸運の大波が押し寄せてきて、
連れ戻してくれたらいいのに、とただじっと待っているのだ。

本書の序盤に教訓として書かれている文書です。他にも誰かに頼っている限り成功はしないという教訓めいた話が随所に出てきます。「~がしてくれない」。よく聞くフレーズですが、これを言っている限り成功はないようです。誰かに期待するのではなく、自分で何かをする。これを常に考えるようにしたいと思います。

私は、30人の新しい患者さんに来てもらうひとつのやり方は知りませんが、1人の新しい患者さんに来てもらう方法を30通りは知っています。そして私は、その30通りの方法をすべて実行するのです。

ある成功した専門医の言葉として紹介されている文書です。大事なのは、行動するなら常に最大化を考えるということ。ここで30通りの方法とありますが、これを1つずつ実行してはだめだということです。同時にやれることはすべて同時に行う。1つずつやって、これがダメだから次の方法……とやっていたのでは、時間との戦いに敗れてしまいます。とにかく「大量」に行動すること。これが成功の秘訣のようです。

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