Doing More With Lessの哲学

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則
  • 発売元: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/05
  • おすすめ度 4.5

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則を読み終わりました。約1時間30分。

時間効率を高め、短い時間でより多くの成果を上げる。一言でいえば生産性を上げる方法とも言えますが、そんなノウハウについて書かれている本です。

本書の中で最大のポイントとなるのは、「時間投資」という概念です。

例えば、毎週金曜日に1時間かけて作成している資料があるとします。これをテクニックを駆使して50分で作成できるようなったとしても投資とは言えません。しかし、10時間かけてフォーマットを決めたり作成支援ツールなどを作ることで資料の作成が毎回5分で終わるようになれば、最初は時間がかかりますが、翌週からは5分で済むようになります。これが時間の投資です。浮いた時間で他の作業も効率化したり、効率化のための仕組みを考えたりすれば、時間資産はどんどん増えていくことになります。

他にも

-節約ではブレークスルーは起きない
-スケジュールは3か月先から逆算して考える
-時間割を作れば頭も体も勝手に動く
-時間がありすぎるから、時間がなくなる
-やるべき仕事で求められているレベルを見極める
-「早寝早起き」は難しいが「早起き早寝」なら簡単

など面白く、尚且つすぐに実践できるような内容が多く載っています。1つ1つのことは、他のビジネス書などでも見たことがあるものが多いのですが、時間術・時間投資という観点で纏められているところに本書の価値があると思います。

「Doing More With Less(少ない労力でより多くの成果を)」……この精神を忘れないようにこれからは毎日を過ごしたいと思います。

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